ワインディングではライン取りを先読みして行う
バイクを運転していて一番楽しいのは、信号の少ないワインディング・ロードを走行することではないでしょうか。
東京都内ならば八王子方面や奥多摩方面などに行けばツーリングに適した道路はすぐにありますし、関西方面にも京都北部や兵庫県の内陸部に有名なコースがあります。
しかしそうした山道では、深いところに入っていくとヘアピンカーブのような急な曲がり角が連続して登場してくるので、慣れないうちからスピードを出しすぎてしまうと大きく体が投げ出されるような大事故を起こしてしまいます。
運転の楽しみは確かにあるものの、ワインディング・ロードの走行において最も重要なのは速度ではなく安全性です。
そのためにはまずコーナリングの基本をしっかりと身に付け、少しずつ技術を向上させていくようにしましょう。
教習所で繰り返し言われるコーナリングのコツと言えば「アウト・イン・アウト」です。
これはできるだけ道路の外側から侵入するようにし、できるだけ内側のラインで回るようにして、最後は道いっぱいのラインで出ていくようにする事を指します。
慣れない初心者がやってしまいがちなのが逆の「イン・アウト・イン」で、こちらは危険が多いばかりかコーナリングで最も効率の悪い走行をしてしまうことになるので注意が必要です。
ただし見通しの悪い山道など、カーブの出口で出会い頭に他の車が飛び出てくる可能性のある急なカーブにおいては、「アウト・イン・アウト」はむしろ危険となることもあります。
カーブの先の道が見えないヘアピンカーブにおいては「アウト・イン・ミドル」または「アウト・ミドル・ミドル」のラインをとって、カーブを抜けたときに対向車線ギリギリにならないように気をつけましょう。
タイヤの種類によって適したフォームが変わる
急なコーナリングをスムーズに行うためには、滑らかに重心移動を行なっていくことが大切です。
初心者ライダーの場合はどうしてもカーブを曲がるときにハンドルで操作をしようとしてしまうので、重心がカーブから逃げ出すような感じになってしまい、バランスを崩しやすくなります。
バイクを走行するときにキレイにコーナリングをするには体をしっかり傾けることが大切ですが、このときのフォームはどういったタイヤを使用しているかによってかなり違ってくるものです。
ライディングフォームには、シートから腰をイン側にずらす「リーンイン」と、そのままの位置で重心だけを変える「リーンウィズ」の二種類があります。
いずれが適しているかは、リアタイヤの太さによって変わってきます。
タイヤが太い場合にはカーブのときの接地点が変化しやすくなるので、リーンインをしていくことが必要です。