メーカーとしてのベスパの特徴
レトロバイク好きから絶大な人気となっているのがVespa(ベスパ)です。
ベスパはもともとはイタリアのスクーター専門メーカーであるPiaggio(ピアッジオ)によるスクーターブランドです。
発売当時より高いデザイン性が評価されており、日本でも「ローマの休日」で使用されたことで一躍有名になりました。
その後もスクーターが登場するシーンでベスパが使用されることも多く、世界中からファンのいる有名ブランドとなりました。
ベスパとしての初代のモデルが登場したのは1946年からで、ローマ市内のゴルフ場で走行に使用されました。
この時に「Piaggio」ではなく「Vespa」というロゴがフロントに使用されたことも大きなインパクトを与えています。
一般的にいわゆる「Vespaのスクーター」というイメージが持たれているのもこの初代モデルで、最初の製造台数は決して多くはなかったのですがその後じわじわと人気を高めていきます。
これまでの70年あまりのベスパの歴史の中では、かなり個性的なスクーターも製造・販売されています。
あまり知られていませんが、当時どころか現在見直しても奇抜すぎて驚くような斬新なデザインのバイクが存在しました。
中でも1949年の「ALLOY FRAME」というモデルはバイクらしからぬシート部分や個性的な丸いフォルムなどが現在も奇妙なバイクとして伝えられているところです。
過去にはスクーターだけでなく軍用スクーターや四輪自動車を作ったこともあり、そうした非常に幅広い車種を実験的に作ってはそのまま消えていくことの繰り返しになっています。
興味のある人はベスパの歴史を公式サイトから見てみると、いかに実験的なバイクを作ってきたかということを知ることができるでしょう。
ベスパの代表車種
常に斬新なデザインを世に送り出してきたベスパですが、現在では最先端の技術を搭載したおしゃれなスクーターバイクを販売しています。
2019年時点で販売されている新車モデルは全部で8車種で5つのモデルに分類されます。
最も人気があるのが「Vespa Primavera 125 ABS」で、こちらは50ccのバージョンもあります。
その他のモデルも共通して丸みのある曲線のフォルムを採用しており、親しみやすいかわいいモデリングとしてまとめられています。
ちなみに「ベスパ」という言葉ももともとはラテン語の「スズメバチ」のことで、これはバイクのテール部分がハチの下半身のような丸い形状をしていることからきています。
初代の1948年のモデルと比較しても同じような曲線がシートの後ろにつけられているというのもベスパらしいところです。
ベスパは中古市場でも比較的よく見かけられるモデルなのですが、ヴィンテージモデルの場合燃料が現在のモデルと異なっているなど管理が難しい場合があります。
レトロバイクを探す時には仕様を確認してから購入することをおすすめします。