必要最低限の装備をしたネイキッド系バイク
バイクの種類として、3つ目に紹介するのは「ネイキッド系バイク」と呼ばれるバイクについてです。
ネイキッドというのは英語でNAKED,「裸」という意味がある言葉で、このタイプのバイクの特徴を端的に示すものとなっています。
その名前の通り、ネイキッド系バイクというのは、「裸に近いバイク」です。
例えばツアラー系バイクに装着されているような、ウィンドシールドのような装備はありません。
また、スポーツ系バイクにあるような、流線型の側面装甲などが装備されていることもなく、まさに「バイクがバイクとして走るために必要な最低限の装備」だけが残されているのがネイキッド系バイクの特徴です。
それでは、様々な装備を行っていないことによって、ネイキッド系バイクはどのようなメリットを獲得しているのでしょうか。
大きなポイントとなっているのは、操縦性の高さです。
通常、バイクの運転においては「車体の重さ」や「風圧の影響」などによって、かなり操縦桿を取られることになります。
しかし、ネイキッド系のバイクはそれ自身の重さが軽い上に、車体に風を受け止めるような大きな装甲もないため、風による影響もあまり受けることがありません。
素直な運転性で、自分の操縦の通りに動いてくれるというのがネイキッド系バイクの最大の特徴です。
自分の運転の仕方次第によって、様々な動きをさせる事ができるため、スポーティに利用することもできれば、ツアー用に使用することもできます。
また、ネイキッド系のバイクは比較的安価に購入できるものが多いというのも特徴の一つとなっています。
その関係から教習所などで使用されていることも多く、実習の中で使用したネイキッド系バイクが気に入り、そのまま自分の最初のバイクとしてネイキッド系バイクを選択する人も少なくありません。
根強い人気のあるネイキッド系バイク
それでは、ネイキッド系バイクというのはどのような歴史を持っているのでしょうか。
ネイキッド系バイクは、実は「バイクの誕生」と同じだけの歴史を持っています。
というのも、初めて生まれたバイクには、現在のようにカウルがついているものもほぼなく、「バイク」がイコールネイキッド系バイクであったためです。
そのため、当時は特別ネイキッド系バイクというような呼ばれ方をすることもありませんでした。
これが現在のようにネイキッド系バイクと呼ばれるようになったのは、1980年台のことです。
1980年台になると、カウルのついたバイクなども登場し、次第に人気を集めるようになってきました。
こういった中で、既存のバイクと新しいバイクとの呼び分けのために「ネイキッド系バイク」というような呼び方がされるようになりました。
その後、多くの種類のバイクが登場している中でも、原初の形に近いネイキッド系バイクは根強い人気を誇っています。